廻ル恋は蓮華の如く 一ノ巻 憶えている二人

トラックリスト見ただけで涙ぐんでしまった奴は私です…

本日は感傷的かつ涙腺ゆるめでお届けします。長文です。

 

廻ル恋は蓮華の如く 一ノ巻 憶えている二人

レーベル:milkychain
CV:河村眞人
シナリオ:真野ゆかり
イラスト:小豆
2018年4月25日発売

公式サイト オフィシャル通販 アニメイト

登場キャラ:
東久世潤也/葵月帝

 

すばらしかったです、一つの作品として。聴いてからいろんな場面やセリフが妙に頭から離れなくて……なんだかうまく言葉が出ませぬ。自分なぞが四の五の言ってもしょーがないので、ただ「聴いてください」のメモを添えて黙って差し出したいくらいでありますぞ。。

でもまあ、拙いのは承知でむりやり感想書いてみますと…

 

二世の記憶にまつわる恋の物語』ということで、輪廻転生した男女二人の恋模様がテーマらしいこのシリーズ。第1巻は双方とも前世の記憶を保ったまま再会するお話です。

前世(平安時代ぽい)では夫婦、しかも帝と中宮という最高位の身分だった二人。しかし政略結婚を発端とした関係は出逢いの瞬間から冷えきったもので、互いの気持ちは交わることなく平行線をたどり、和解の術を見失ったまま終わりを迎えたのでした。

…そのようなあらすじが、トラック1の「今はむかし」から始まる約2分の前口上で簡潔かつ美しく表現されています。ここだけであっという間に物語に引き込まれてしまう…!

この語りの途中に挿まれる帝のセリフが重要な意味を持っていまして、最後まで通して聴くと作品全体を定めるほど強く切実な祈りの言葉だとわかる仕組みになってます。これについては後述しますが、ここに限らず全トラック、細かい一つ一つのセリフから大枠としての構成までほんとに見事だなあ~と感激しきりでした。特に会話。セリフだけで本人の感情の揺れやヒロインの反応、二人の間にどういう空気が流れてるかまでくっきりと伝わってきました。BGMもSEも相変わらずよかったですし、なんかもう褒めるところしかねえ。。

 

 

ストーリーの流れとしては、現世でふたたび廻り逢った二人が新たな関係を築いていく過程と、前世の二人がどのような夫婦関係だったかを描く断片的な回想(出逢いから死別までの3場面)が交互に展開。

意外だったのは、帝のシーンが想像以上にがっつり入っていたこと。特に初夜の場面なんてじっくり詳細まで、、、ねえ?(笑)  物語の中軸は現世ですが、合間合間にはさまれる前世の記憶が単なる小話レベルではなく、過去の二人の関係性を細かく把握できる内容で、現世とよいコントラストになってました。

そんな二層構造だから文章で説明するのがよけい難しいのですが、うーんそうだなあ…。 あえて先に葵月帝の場面について触れてしまいますと、もう、、、本当に「雅」の一言でしたよ河村さん!!! 雅といってもなよやかな平安貴族イメージとは違い、もっと冷たく硬質な感じです。高貴で皮肉っぽい声色に、どこか諦観を滲ませたような雰囲気。 やや古風な言い回し(主に命令調)もたまらんです。河村さんの帝演技をこんなに堪能できるなんて思いもよらなかったです。まったく、好みすぎて鳥肌が立ちましたよう……!

彼の正妻となる姫君、つまり中宮ヒロインと初めて顔を合わせる初夜のシーン(トラック4)は、かなり見どころだと思います。だって帝、言葉のチョイスがけっこうすごいんですもん。。登場直後ヒロインにすっと身を寄せて「腹に注ぐ種は間違いなく貴き血筋のものだ。ありがたく受け取られよ」なんて耳元で低く囁かれただけで、ちょ、待、うおわあああっっ!!(語彙力)

前置きもそこそこに初夜が始まるのですが、行為中のセリフもまたそこらの現代キャラよりよっぽどエロスを感じるのがすごいです…。なんというか、湿度のある言葉責め。濃い。河村さんの声も心持ちねっとりしているよーな。リップ音もなんだか深くて、通常よりじっくり慎重に吸ってる感があります。あの、ほんと、深みがあるんですよ??(笑)  そして耳責めも多いです。現世のヒロインが耳弱いってのはやはり前世で開発された結果なんでしょーかー!

しかしこのシーン、官能的で艶っぽくて聴き手はドギマギさせられるけど、決して「甘い」とは言えません。ヒロイン視点ではむしろ無慈悲です。そしてこの場面がその後の二人の関係を決定づけてしまったような… そんな印象も抱きました。べつに行為中何かひどい仕打ちをしたわけではないしちゃんと前戯もしてるしキスも多い。けど、帝の態度が事前から事後まで妙に辛辣で、セリフの端々に棘があって。そのせいでヒロインの心は和らぐどころかいっそう凍りついてしまった感があります。

それもそのはず、葵月帝は前帝(兄)の不幸により突然帝位に担ぎ出された身。今まで鄙びた地で権力から離れてひっそり暮らしていたところ、右大臣の手で帝に祭り上げられ、傀儡として宮廷に閉じ込められた。そのことを相当恨みに思っている様子です。右大臣の娘であるヒロインをまだ会わぬうちから嫌悪していたとしても、自然なこと。

とはいえ帝の内心はもっともっと複雑に入り組んでいて、ただひたすら己の運命を嘆いたりヒロインを恨むばかりでもなかったようです。そう察せられた一例がこのセリフ。

そなたはこうしてそなたの体を弄ぶ私を恨め。このような境遇にいるのは己のせいではない。そう思うだけで少しは気が楽になる

狭い籠の中に囚われるつがいの鳥のように、望まぬ縁で結ばれた自分と妻。自分と同じく妻もある日突然空を飛ぶ自由を奪われ、権力の道具として籠に放り込まれた憐れな存在―― と、心から理解している節もある帝なのです。

 

まあ理解すなわち和解となればハッピーですが、当然そんな単純な話ではありません。契りを結んでから1年後の日常場面を描いたトラック6でも、夫婦関係は冷えきったまま。傷ついた小鳥の世話をきっかけに帝の方から一瞬歩み寄ったかと思いきや、中宮に拒絶され、すぐまた元どおり壁を作り合って。お互い頑固な性格のせいかこれまでのわだかまりをそう簡単に氷解させられるはずもないのです。

結局のところは愛憎半ば、いや愛:憎=1:9 くらいの割合で、主に冷めた憎しみを無言でぶつけ合う仲だったのだろうか…と想像すると涙。

とはいえ。ヒロインが気づいていたかどうかは不明ですが、あえて帝は偽悪的に振る舞っていたんじゃないかな~と思わされる部分もありました。たとえば初夜のまっ最中、自分を睨みつけながら必死に耐えるヒロインに対し、ことさら煽るような(彼女からすればあたかも屈服させられたと感じるような)セリフを執拗に投げかける場面など、まるで「姫君を犯している無慈悲な男」というイメージをわざと刻み付けてるんじゃないの…と思ったくらい。

さらに言うとヒロインが何か言う前に先回りして拒絶のポーズをとることで、相手に逃げ道=自分を恨む口実を与えていたのでは、という気さえします。そこまで来ると一周回ってかなり捻じれた愛情表現ですね。。

 

これはただの妄想ですが、もしも出逢いの場面で帝がもっと素直でやわらかい態度でヒロインに接していたとしたらその後の二人はどうなっていたでしょう。いや心情的に無理なのはわかってますが、もしと仮定すれば。きっとかなり異なる関係を築けていたんじゃないかな~なんて甲斐のない妄想をしてしまいます。

もちろん帝ばかりでなくヒロインもなかなか頑なな性格みたいですから、お互い様なんですけども。気難しそうな帝と、気の強い中宮の組み合わせ。互いの心を解きほぐすのは容易ではないかもしれないけれど、それでももし運命の歯車が違っていたとしたら…。そう思わずにはいられません。頑固者VS頑固者じゃ和解のしようがないんだもーん。。

 

まあそのような感じで前世で生じた深い溝を輪廻転生によって解消し、新たなかたちに昇華するのがこの作品の主題というわけで。あ、大事なこと言い忘れてた。拗れて冷めた夫婦関係だったとはいえ、体の方はその、全然冷めてなかったようですよ? つか相性はよかったらしいです。そこのところ重要なポイントですよね。うむー!!

だって初夜で「子を孕むのと快楽に堕ちるのではどちらが先になるだろうな?」なんてすごいセリフを投下した葵月帝ですから。しかも嘲るような低い声で耳元深くに! で、子を孕ませるという名目で毎度毎度濃いまぐわいを繰り返した結果どうなったかといいますと、「快楽の淵へ堕とすことには成功した」(アニメイト特典)…だそうです。でえええっっ! なにそのセリフ! 魔王か。帝じゃなくて実は魔王なのか?! ※意味不明

それと。いくつかのセリフからなんとなく、中宮は帝の子を授かることなく亡くなったんじゃないかな…という気がしました。明言はされてませんが。

 

前の世で葵月帝だった彼は現世で「東久世潤也」として生を受けました。現在28歳。父親所有のビルで動物病院を営んでいます。名家の一人息子だけど家業は継がず自ら開業し、実家とは距離を置いている様子。

冒頭、彼の仕事場に父親から電話がかかってきて、見合いの日程について知らされます。それは経済的に傾いた東久世家が立て直しを図って用意した打算まみれの縁談で、当事者である潤也さんに拒否権はありません。

しかし電話口の彼の口調は父親にあきれつつどこか達観してるような雰囲気もあります。これはあとで説明されることですが、この見合いは病院存続の交換条件として父親から提示されたもので、本人もすでに仕方なく受け入れた後なのです。

そして見合い当日。相手方の女性(ヒロイン)を見た瞬間、彼女が前世の中宮だと気づいた潤也さん。…ここ、一目見ただけでわかるのはやっぱり容姿がまったく同じってことなんですかね? 少なくとも声は一緒だろうけど…。それとも漂うオーラのおかげ??

そうと気づいても別段取り乱すことなく、すぐさま落ち着いた様子で自己紹介を始める潤也さん。話の途中でもしや昔どこかでご縁があったのではと仄めかすと、ヒロインは思わずグラスをひっくり返してしまいます…

二人は中座して庭内を散策。庭に咲く白い立葵を話題にしたときの反応でやはりヒロインにも記憶があると確信した彼は、取り繕った丁寧調をやめ、ごく冷静に事の経緯を問いただします。

聞けばヒロインもまた親の都合でこの縁談に連れて来られたらしく、相手がまさか「彼」だとは思いもしなかったとか。「俺なんかの祈りじゃ御仏には届かなかったということか」と独りごちる潤也さん。当人らの意向を無視して進められる縁談はまさにかつての世の政略結婚と同じです。

だけど今は時代が違うから、ヒロインにはこの縁談を断る選択肢もあるわけで。

再会は避けられなかったが、お互い憶えていたおかげで過ちを繰り返さずに済みそうだ

これは私の願いでもある。君は今度こそ心から好きになった相手と幸せになってくれ

 

潤也さんはキャラ絵どおり理性的で落ち着いた印象のキャラクターです。ヒロインと再会しても全然動揺を見せないし、実家の横暴も努めて冷静に受け入れてるし。そこはやっぱり帝の気質?なんでしょうか。

トラック5はお見合いの日からしばらく後、「お試しデート」の名目でヒロインと最初にお出かけする場面。連れてきた場所が動植物園(庶民の憩いの場)ってのもいかにも彼らしいですね。実直という言葉がぴったりな人柄ではないかと。

そのデートの初っ端、ヒロインが何か言うより先に、お金持ちのお嬢様には退屈だろうから遠慮せず帰ってくれてかまわないぞ?と皮肉っぽく言い放つ潤也さん。うわあこの感じ、帝のトゲトゲとそっくりじゃないですか? 現世でも拒絶されると思い込んで先回りしてそういうこと言っちゃう傾向にあるのでしょーか。

しかしヒロインが帰る気配を見せないためデートは続行。相手の考えが読めず訝しげになる潤也さん。何だかんだでこの縁談が進みつづけていることも、ヒロインが自分を拒絶する素振りを見せないことも、彼には釈然としないようです。

そこでベンチに腰掛けて、腹を割っての話し合い(ここ、座る前にベンチの塵?を払うのも細やか…!)。 まずは潤也さんから。実家の財政事情やそれに対する自分の考えを説明し、今の状況を整理。それからヒロインに冷静な判断を促します。「君と俺ではだめだろ」「君は今度こそ俺以外の男と幸せになるべきだ」などなど、少し沈んだ口調で心配そうに。

とにかく真面目&誠実の一言ですが、こういうセリフを聴くと潤也さんの思考や言動を制御してるのは冒頭の帝のセリフなんだな~と思われます。葵月帝のあれは他でもない、“妻が来世で真に愛し合える伴侶を得ること” を祈った言葉です。帝だったときの記憶があり当時の夫婦関係に強い後悔を抱いている潤也さんからすれば、その伴侶は自分じゃありえない。むしろ自分は彼女から恨まれていて当然。そんな考えが頭を占めています。

ところが。なぜ縁談を断らないのか、「憶えているのになぜこの俺に?」に対するヒロインの答えがまた、予想外でとっても単純明快でして…! 河村さんの収録インタビューを見て一体ヒロインはなんて答えたんだろう??とすごく気になっていたのですが、ふふふ… そういうことですか。。思わず潤也さんと一緒に吹き出して笑ってしまいそうな、ナイスな回答でした。

このヒロインの言葉で二人のあいだの溝が一気に埋まり、打って変わって穏やかな空気になります。今まで硬かった潤也さんの声もぐっと優しくなりますし、きれいなBGMも鳴りだして、あれ…? まだクライマックスじゃないのに早くも泣きそうなんすけど…???(感傷的)

これは最後まで聴いてから思ったことですが、なんというか、潤也さんがこの縁談や交際を真剣に思い悩んで慎重かつド誠実になってるのに対し、今生のヒロインちゃんはもっと単純で直感的な思考回路のようですね。たしかに彼女も前世を憶えているけれど、過去は過去、今は今と割り切って、記憶にはそれほどこだわりないんじゃないかという気がしました。そう考えると慎重×直感タイプで結構いい対照になってますよね、この二人。

 

一度氷が解けてしまえばあとは流れるように順調です。お見合いから早2か月。あのデートをきっかけにすっかり打ち解けて、お付き合いを続けていたらしい潤也さんとヒロイン。

しかーし、いろいろデートに繰り出してはいるけど実はキスもまだらしく(慎・重・派! 笑)。そんな現状を打破するためヒロインが思い切って彼の病院を訪れるのがトラック7。ここ、冒頭の潤也さんの微笑混じりの声を聴くだけでああ二人の距離が縮まってるんだな、すっかり仲が深まってるんだな…とわかります。

これまたとても好きなシーン(というか全場面余すところなく好きですが)。夕飯にデパ地下惣菜を買って帰宅し、初めて潤也さんの部屋に上がり否応なくそわそわするヒロインと、そわそわの理由がいまいちピンと来ない潤也さん。何か心配事でもあるのか?と優しく尋ね、婚約の進捗状況を丁寧に説くことでヒロインを安心させようと試みるのですが……。。ちゃう! 潤也さん、そわそわの原因はそれじゃない! 指輪がどーのこーのって話でもない!(笑) にしても、ここも聴き手への状況説明をセリフの中に自然と織り込むのがすごくうまくて、思わず聞き惚れちゃいますね。

ヒロインが気にしていたのはもっと単純なこと。彼女の言葉を聞いてようやく「キス? あ、ああ…そういう話か!」とちょっぴりバツの悪そうな声になる潤也さん。

いい年して何を言ってるんだと思うかもしれないが、君に関してはことごとくタイミングがわからなくなる

そう、それが本気ということだよね。。続けていくつか例を挙げ、今までのデート中のこうこうこういう瞬間思わず君にキスしたくなったが…と自分の内心を率直に告白。このあたりのセリフもすばらしくて胸キュン。

そういう衝動が所かまわずこみ上げてくるものだから、自制しつづけて今日に至っている

もしかして今日のこれは… その、君の方からきっかけを作ってくれた、ということなのかな?

なんておずおずと言うものだから、もう…! なんなんですかねこの巧まざる自然なデレは。この場面、潤也さんもヒロインも二人して言動がかわいらしくて、トラック名どおり本当に『初々しい恋人』だなあと思いました。つかほんと誠実すぎて涙が出ます。セリフに優しい愛がこもっていて、胸が苦しいですよう…!!

 

それから、潤也さんの方から改めてヒロインに誘いの言葉をかけて、二人の『二度目の初夜』が始まります。一度目と違って甘くて優しい、幸せな「初夜」です。

一つ一つの愛撫が丁寧だし、セリフも品があって愛情深く、ヒロインに対しずっと優しく微笑みかけているような。「見てごらん」もいいし、ある体勢での「ほら、お答えは?」もよかったし、掠れた声で「君がこうして手を握ってくれたことがたまらなく嬉しい」と切なげに言うところも…。どこを切り取ってもほんっと~~に素敵…! もう、もう、幸せになれてよかったねぇ二人とも…!!(号泣)

帝シーン同様に言葉のチョイスが時々ハッとするほどいやらしくて、いい意味で耳に引っかかりました。ちょっと待って、それ優しくさらっと言ってるけどすごくいやらしいからね! ね!?  しかもキスは多いわ耳元でいっぱい囁くわ舐め方はえろいわで、帝に負けず劣らず動揺させられました。どうしよう。河村さんを聴くといつもドキドキしすぎて動揺するのですが、これは本当にどーしたもんか…!?(知らん)

 

動植物園シーン序盤で出てきた潤也さんの “本当に俺でいいのか?” という問いかけは、この行為のまっ最中でも、最終トラックの優しい夜の場面でも繰り返されます。“生まれ変わってまで選ぶ相手が俺でいいのか?” “今君の隣にいる男は本当に君が愛している者か?” …そう何度も念を押して確認したくなってしまうのは、つまりそれだけ葵月帝の祈りが潤也さんの魂深くに刻まれてるからだろうと思います。

ヒロインには今度こそ幸せになってほしい。それが葵月帝と潤也さんの心からの願いです。

まあ現世ヒロインの考えはもっとシンプルで、再会した瞬間から答えはとっくに決まってた気もしますけど^^

帝の願いが御仏に届き、頑なだった二人の心を解きほぐして、現世でやり直すチャンスを与えてくれたのだとしたらいいよな~~。

 

ラストの一つ前・トラック9は中宮が帝に看取られながら最期を迎える、悲しくも美しいシーンです。この場面でプロローグの例のセリフが再登場し、あれは死の床に就いたヒロインに向けて帝が直接伝えた祈りの言葉だったんだ…!と判明する仕組みです。

こういったセリフの配置とか、他にも前世と現世で共通する設定やらシチュエーションやら、聴き返すと結構いろいろ発見があり、そういう面でも聴きごたえのある作り込まれた作品だと思いました。

なんだかベタ褒めしすぎかもしれませんが、個人的にはストーリー/キャラクター/セリフ/行為シーン/音回りetc. すべて含めて満点です。現時点で間違いなく今年のNo.1です。

 

 

さてさて。いい加減長くなってしまいましたが最後に特典について少しだけ。これまた二編ともむちゃくちゃよかったですー!

公式特典『蜜月の出来事』

婚約後の潤也さんとヒロインが(二世越しの)痴話喧嘩をして(二世越しの)仲直りをするお話。喧嘩の原因が新居の寝室に対する見解の違いってのがリアルすぎるし、それを発端に「あの時だって君は…」と持ち出す例が約千年前でスケールでかすぎるしで、思わずクスクス笑っちゃいました。でも……そうだよね。昔はこんなふうに互いに感情をさらけ出すことすらできなかったんだよね。。

言い合い中の潤也さんの口を尖らせふてくされたような声、仲直りの際のためらい気味のトーン、また行為中恥ずかしがるヒロインに向けた優しく信頼に満ちたセリフも印象的でした。最後、現世の幸せを噛みしめて穏やかに微笑むシーンも Soooo good!!!

ちなみに。前世の葵月帝はコトが済んだら(一応中宮に気を遣って)さっさと自分の寝所に帰ってしまっていたのですが、実はヒロインちゃん、それをかなり気にしていたことがこの特典で判明します。…ごめん、なんかすっごく萌えたんですけど。二世越しのツンデレじゃないですか中宮…!

 

アニメイト特典『葵の記憶』

前世編。夫婦になって1年後のお話。夜半ヒロインの寝所に帝が現れる場面から始まります。

だ、第一声からねっとりえろいスイッチが入ってるんですけども?! もうすぐ障りの時期だから今宵は一番孕みやすい…などと耳元で妖しく囁いてさっそく開始。あちこちキスしたり舐めたり触ったり、とにかくいやらしい。ああもう、帝ったらやっぱり言葉のチョイスがいちいち質感的で煽情的でいやらしいんだよなあ…!

先ほども言いましたが毎回子を成そうと励んだ結果、すっかり帝に体を知り尽くされ快楽に堕とされてしまったヒロインです。しかも今夜は一番感度のいい日のようで。気持ちでは反発しても、言葉でねっとり羞恥を煽られつつ奥まで念入りに責められたらもう堪えきれるはずもなく…。

最中はもちろん事後もポイント。いつものようにすぐ帰らず庭の立葵を眺めていた帝。それに気づいてだるい体を起こし近寄るヒロイン。珍しく夫婦二人並んで葵を眺めながら静かに言葉を交わします。

しかし穏やかな空気も束の間のこと。雨がぽつぽつ降りだし、帝は早々にその場を去ってしまいます。「いつか共に葵の咲く庭を歩いてみたいものだな」という小さなつぶやきを残して(※来世で実現)。彼が去っていく足音と、一人残されたヒロインの姿を想像すると、ただただ切なくてしょうがない………

 

 

 

以上、無駄に長文になっちゃいましたが、ワケわからん文章でしたらすみません。ここまで読んでくださった方はありがとうございました! また、予告より更新が遅れ申し訳ありません…(>_<)!!!

 

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  1. あめ より:

    ●拍手返信
    >瑞希さん
    はじめまして、メッセージありがとうございます!

    うああ…!!! こんな拙い感想文では作品の素晴らしさを全然伝えきれていないのですが、一つのきっかけになれたのでしたら本当に嬉しいです!

    一人二役、河村さんの魅力がたっぷり引き出された作品ですよね。この世で一番綺麗な万華鏡を覗き込むような気持ちで聴いてます(*´ω`*)

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