Bloody Endings 2

◆ Bloody Endings 雪の女王編

レーベル:ひつじぐも
CV:深川緑
シナリオ:かほく麻緒
イラスト:king.c
2018年1月20日発売

公式サイト ステラワース アニメイト

登場キャラ:
氷の魔法使い

十年ほど前から雪の国のはずれに氷の塔をつくり周辺を統治する。雪の国の脅威であり、何度も使いや軍隊を送っているが生きて戻った者はほとんどいない。最近まで魔女だと思われていたが、男性だとわかってからは「氷の魔法使い」と呼ばれるようになった。

 

うっかりジャケの収納の向きを間違えて写真を撮り「あれ?血の位置がおかしい?」と気づいてもう一度撮りなおしました(笑) 血しぶきがケース自体に箔押しされてる仕様です。 インスタに投稿して、お友達に自慢しよう! だそうですが、すいませんインスタとかやってないっす。。

 

さて、ほぼ100%キャスト目当てで買ったこちらの作品…

ひつじぐもさんだし、別に胸キュン期待して買ったわけじゃないし、聴く前から覚悟はしてました。。

けど案の定、ある部分に関してマイナス評価になっちゃいました。あまり批判的なこと書きたくないと常々思っているのですが、申し訳ありません。この作品がお好きな方、マイナスレビューがお嫌いな方は以下読まずに自衛してください。

 

 

深川緑さんのシチュCD! 久しぶりですね!

最初に言っておきますと、深川緑さんの演技はとても素晴らしかったです。感情のない沈んだトーンも、終盤の絶叫狂い泣きも、もちろん濡れ場も。お声は祟り婚の貴文さんよりは高く… いや磔田代さんから感情を全部とっぱらった感じと言えば一番近いかな?

こういう囁くような、ボソボソつぶやくような口調が個人的にとても好みです。憂いを帯びた常時ローテンション。それでいて正反対のハキハキ・高音チャラ系の役などもこなされるので、お声の幅が広いですよね~。そして終わりのほうの振り切れた狂気の演技もまた鳥肌ものでした。なんかもう聴きたい要素がいっぱい入ってたな!!

 

キャラ紹介にあるとおり氷の魔法使いさん(名無し)が主人公です。

…あれ? なぜサブタイトル「雪の女王編」なんでしょうね? 氷の魔法使い編じゃなくて。

雪の国の王女と王妃はいるけど、女王は登場しなかったし。まあ童話の雪の女王がモチーフってことなんでしょうけど。特に似た要素もなかったような? あったかな。

第1弾の双子の王子編を聞いていないので、いろいろ情報が足りずアサッテなことを書いてるかもしれません。本編聴いて公式サイト見ると、どうやら世界線がつながってるらしいことはわかるのですが。

物語は魔法使いさんがヒロインを氷の塔に幽閉するシーンから始まります。ジャケの説明文によると、本当は雪の国の王妃からヒロインを殺すよう命じられていたのですが、実際にヒロインの姿を見た瞬間思いとどまり、殺さず自分の住処に連れ帰ることにしたようです。

この王妃はヒロインの継母で、実は魔法使いの実母でもあります。彼女は強大な魔力をもつ息子を恐れ、雪の国のはずれの氷の塔に捨てましたが、その後、今度は息子を自分の権力の駒にしようと考えました。そして、魔法で彼自身の心臓を凍らせるよう命じました。

以来感情を失った彼は王妃に命ぜられるまま影のように生きてきました。強力な魔法使いから国を守っているという王妃の自作自演にも協力しました。母の言うことは常に絶対だったのです。

その魔法使いが、初めて絶対的な権力者に歯向かいヒロインを誘拐した…という、この出だしからもう悲劇の気配ですね。。ちなみに今書いた王妃の話は全部ジャケ&本編中のヒロインへの説明によるもので、実際に王妃が登場する場面はありません。

ヒロインの設定は『美しく優しいお姫さまで皆から好かれている(継母を除く)』。外見は白雪姫がモデルであることがセリフから窺えます。まさにおとぎ話的な特別な美しさをもったお姫様のイメージ。

王妃の殺意はその美しさへの嫉妬が原因です。ちなみに王妃は「魔女」と呼ばれていますが息子と違って魔法は使えません。この辺も白雪姫に出てくる継母っぽい感じ。

お前も僕と同じ、他の人間と違っていたがゆえに、こうなっただけのこと

と冒頭で王女に告げる魔法使いさん。特別な魔力をもった自分と、特別な美しさをもったヒロイン。どちらもその特異性によって王妃に恐れられ、迫害された身です。自分に似たヒロインを見て、無感情だった彼に初めて何か感情(共感みたいなもの)が生まれた模様…

ヒロインを連れ去って幽閉したのは、それが魔女から彼女の命を守る唯一の方法だったからです。

ここにいるかぎり、お前は生きていられる。ここから出れば、お前は死ぬ

ヒロインは誘拐直後の詳しい事情を知らない時点からあまり警戒心なく魔法使いに接します。魔法使いはそんな彼女と関わることで感情らしきものが湧いてくるので、自分でもわけがわからないといった様子…

…と書くとなんだか可愛いですが、作風からして可愛らしい要素は一切ないです。終盤までの展開や、行為シーンもそうですし、エンディングもまたタイトルどおりザ・悲劇。全体的にシンプルでわかりやすいお話でしたが。以下、細かいネタバレは無しで、かなりざっくり参りますね。

 

 

最初のシーンは押さえつけて無理やり。ですが結局未遂で終わります。途中でヒロインの「優しい」発言を受けて動揺し、それどころじゃなくなったみたいです。具体的にはわかりませんがたぶん「あなたは本当は優しい人。私の命を救ってくれたから」的なことを言われたのかな。

そのせいで一騒動ありまして、魔法使いの不用意な行動によりヒロインが一度死にかけます。あわてた魔法使いが救出・介抱することで無事回復しますが、その過程で互いの距離が近づくといいますか。先に近づいたのはヒロインのほうです。魔法使いの生い立ちを聞いて涙を流したり、真っ先に同情&好意を示してくるあたり、慈愛に満ちたヒロインさんですね。「怖いもの知らずだ」とも言われてますが。魔法使いが決して心のない存在ではないと気づいて彼のことを抱きしめたり。

そして二度目のシーン(最後まで)。少々無理やりっぽい荒々しい触れ方ですが、ヒロインは抵抗せずに受け入れます。

 

…とはいえ実は全体的にこのヒロインが何考えてるかいまいちわからなかったんですよね~。。いや何考えてるかじゃなくて、なぜそう考えたか、かな。それを推測するヒントがない。一番気になるのはなぜそんなにあっさり体を許したのかという点です。

というのもヒロインはひと月後に隣国の王子(=アベル王子?)との婚礼を控えていた身で、しかもすでに王子と関係をもっていたそうなんです。それなのに、誘拐されて魔法使いと二人きりで過ごすうち、彼に恋してあっさり乗りかえちゃったんでしょうか。その辺の気持ちの変化がよくわからなかったです…。これは双子の王子編聴くべきなんでしょうかね~、やっぱり。

 

 

まあそれはそれとして、個人的に一番ネックだったのはその後の三度目のシーン(トラック5『数え切れないほどの純潔 -氷の魔法使いと-』)です。

魔法使いさん、一度ヒロインと関係したことで彼女が純潔ではないと気づいてしまいました。そこで唐突にこう言います。

その体に受け入れたことがあるのは僕だけでなければ

王女、僕だけのものになると言うんだ。僕の魔法で、お前の体に純潔を蘇らせる

…と、いうわけで。生まれて初めての恋心と嫉妬に囚われた男による、問題の “魔法による処女膜連続再生” シーンです。

正直言って最初に作品情報見たとき、私はこの宣伝文句が嫌だなと思いました。

処女膜って。連続再生って。一体なんなんですかねそれ。そんなシチュエーション喜ぶ女がいるんですか。(いやもしかしたらいるのかな。いらっしゃったらごめんなさい)

実際のその場面自体はなんということもないです。キラキラ魔法SE+「これでもうお前はまだ誰も知らない体になった」と宣言されるだけ。あとは妙に流血が強調されるくらい。

それが人間らしい感情を知らなかった魔法使いが見せる執着のかたちと言われればそれまでですけど。ヒロインもヒロインで、「痛みで僕を感じるだろう」というセリフのとおり、痛くても感じてるようですし。そこまでされても相手を愛したいと思える理由がどこにあったのかは不明だけど…、ヒロインが受け入れてるならまあいいのか。

何より一番引っかかるのは、制作サイドがこのシチュエーションを「こだわり」として宣伝してること、なんですよね。(気になる方は公式サイト見てみてください)

ふだんは処女強調されたって特に何も思わないので、今回も深く考えず流せばいいのかもしれません。でもせっかくの深川緑さんのシチュCDなのに、その魔法とやらが個人的に引っかかりまくりで、ああああ。。。せっかくの…(略)

わかってたんなら最初から買うなよって話ですよね、、、まったくそのとおりです!

深川緑さんボイスを聴ける貴重な機会だし、売上に貢献して今後も出演作が増えてほしいので購入しました。 最初にも書いたとおりたくさんの演技を存分に楽しめて、その点は本当にありがたいなと思いました!

 

しかし魔法使いさん、こんなトンデモ魔法を使えるなら、その前の場面のヒロインの低体温症も狼に寄り添わせるなんて原始的な方法使わずキラキラ魔法で一発で治せたんじゃないかと思っちゃいますね。

 

終盤の展開について少しだけ述べますと、双子の王子に塔に侵入され、ヒロインは雪の国に連れて帰られます(この場面も魔法使いの早とちりのせいで取り返しのつかない事態になるってのが微妙…)。そして王妃の思惑どおりヒロインは火あぶりの刑に科されます。

この盛り上がるはずの双子侵入シーンも処刑シーンも、なんだかSEが妙に静かであまり緊迫感がありませんでした(水音は大げさだったのに)。そういや今回BGMがなかった。

ラスボスっぽい王妃も完全に空気扱いで、聴いてるこちらは特に脅威とは思えず。魔法使いが最初から最後まで一人で見えない敵と戦って、一人で敗北したような。終わり方もただ寂しいの一言でした。

全体的にもうちょい演出がドラマチックだったら印象もだいぶ違っていた気がするので、そこが残念です。

…って本当に何様な物言いばかりです ね。

この感想、どう書いたものか悩んだのですが、結局は個人的な好悪を書き連ねただけになってしまいました。客観性ゼロですので、どうか話半分に読み流していただけると幸いです。乱文失礼いたしました!

 

 

さて。

1月もあっという間に下旬! 新作がいっぱい来る前に2月の購入メモを上げようと思います。

♯ 前回拍手くださった方、ありがとうございました! メッセージくださった方も感謝です! 該当記事のコメント欄にてお返事してます~♪

 

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