Immorality-Prison 1

 

※本日だいぶ口が悪いです。閲覧ご注意ください。

 

 

Immorality-Prison 淫楽調教監獄 1 調教看守 瀬名恭也 ~Cool&Sadistic~

レーベル:entremets
CV:土門熱
D:藤宮
イラスト:緋いろ
2018年8月31日発売

公式サイト

登場キャラ:
瀬名恭也

 

ゲラゲラ笑ってもーた…。面白すぎて脳内で大ツッコミ大会が開催されました。

いや悪くなかった! ツッコミどころは多々あるけど悪くなかったです。

公式サイトにシナリオライター名の記載がなく、いざパケが届いてジャケットを開いたらディレクターさんのお名前が7月発売GOLDの『LIBIDO』と同じ方で一瞬身構えたのですが…

だからっていうんじゃないけれど、entremetsとGOLD は似てるなぁと勝手に思いました。レーベルの色、作る作品の傾向が近い気がします。マニアックで欲望に忠実で身も蓋もない感じ。その傾向自体は嫌いじゃないです。むしろ好き。あとは個々の作品のクオリティの問題だ…

この監獄シリーズもGOLD作品ですと言われても違和感なかったかもしれません。CVの顔ぶれといい、キャラ絵のかっこよさといい。

 

本シリーズ一番のポイント(かもしれない)は、キャラ設定文がやたら長いこと。長すぎて引用が憚られるレベルで諦めたんですけど、この妙に詳細なデータ。ぜひジャケまたは公式サイトをご覧いただきたいです。詳しすぎていらん情報まで載ってるのが笑えるし、突き詰めると「皆いい人じゃん!」って思えてきます。

ついでに日本語がビミョーにおかしくて矛盾点があるのもチクチク気になるんですが、まあそこ気にしてもしかたないか…。てかこれ制作サイドのキャラ設定資料そのまま載せてません?(笑)

この設定文のせいで看守さんいい人ってわかるんだもの。特に第1弾の瀬名さん絶対いい人だもの。。いい人とわかったうえで作品に挑むと、どんなサディスティックなこと言われても笑っちゃう。許せる。あ、「いい人」といっても “アブノーマルでアヤシイ世界の住人だけど案外まとも” くらいの意味ですが。

 

 

眠りから覚めたらそこは監獄でした――というわけで、受刑者となったヒロインに科された【淫楽調教刑】のルールをまとめてみると

1. 調教期間は7日間
2. いい子にできたら3日で仮釈放される
3. どの受刑者を調教するかは看守が選べる(それ完全に好みで選ぶじゃーん)
4. 食事はフルーツ

…ってなもんですかね(笑)。 しかしいんらくちょーきょーけーってすごいネーミングだなぁ。

他にも服は着ちゃだめとか、一日の調教時間が決まっていてブザーが鳴ったらおしまいとか、調教の様子は所長がカメラで随時監視してるとか、機関として細かい決まり事があるようです。

ストーリー的には、ある日突然【淫楽調教監獄】という名の違法地帯にぶち込まれたヒロインが、理由もわからぬまま淫らな調教を施され快楽に堕ちていく… そんな不条理極まる闇展開を想像していたのですが(そういう同人作品を聴いたことがあったからたぶんその影響)、蓋を開けてみると違いました。

意外にもヒロインにはちゃんとした罪状があったのです。

冒頭、独房で素っ裸で目覚めたヒロインが、ここに至るまでの経緯を看守・瀬名さんから説明されるシーン。

彼の発言によれば、ヒロインの罪状は『彼氏との性交中に演技をして それを知られてしまったこと』。

まずここでズゴーーッ!とずっこけたの私だけでしょうか。そ、それは罪なの? ヒロインなりの優しさなんじゃ…??

「演技した」「ウソをついた」、つまり今までえっち中に感じてるフリをしてきた。そのことで彼氏から訴えられた。『楽しくない・気持ちよくない』とヒロインが言ったそうですが――おそらく彼氏に直接言ったんじゃなく、友達とか他人に本音を漏らしたのを彼氏に知られてしまった=演技がバレたってことなんでしょう。さらっとした説明なので委細は不明ですが。

しかしなんてこった。。ヒロインの本音を知って逆ギレしたのか何なのか、ともかくアヤシイSM地下組織に駆け込み訴えした彼氏。こわいよ! まったく理解不能だよう!

本当は感じてないのに演技していた、そんなヒロインに別れを告げて(※収容直前の夜バーで会って別れ話をした。ゆえに正確には元カレです)、謎の調教機関に引き渡すなんて。意味わからん。ひどすぎます。ヒロインの発言について「男心を傷つける言葉だ」と瀬名さんは冷ややかな声で言うけれど、その彼氏が下手なだけかもしれないじゃん。無茶苦茶やん。感じられない女性はいっぱいいるんだぞ。それなのにそんな理由で訴えるなんて、彼氏おまえぇ…! そっちこそ調教してやろうかぐぬぬ…!

――と義憤に駆られて聴いていましたら、調教開始から間もなく『楽しくない・気持ちよくない』発言の真意が明らかになります。要はヒロインの心の中に、相手に身を委ねて自分を解放すること・弱い部分をさらけ出すことへの抵抗感があった。それを瀬名さんが見抜くわけです。

おまえはどこか性交を悪いことだと思ってるんじゃないか?

ねだったり、声を出したり、すべてを見せたら嫌われたりするんじゃないか、とな

ちなみにこのヒロインの場合、眠らされてる間に検査も受けたけど異常なしで、深刻な不感症とか身体上の問題はなく、純粋に精神面の問題のようです。

で、瀬名さんから調教と称してあれこれ体を張って快楽指南を受けるうち、今まで抱いていた抵抗感が消えてなくなっていくのです。

ここでは演技は必要ない。ありのままのおまえをさらけ出せ。取り繕った顔はいらない。楽しく、気持ちよく、心満たされるということを教えてやる

このあたりから物語はさながらお悩み解決×××外来…じゃなかった、快楽開発ボランティア協会の様相を呈してきます。

…あれおっかしーな。冒頭「色欲に溺れるよう開発する」って怖い顔で宣言したのに、開始早々「ありのままの自分をさらけ出せ★」と励まされてます。セラピーにすり替わってます。親切かよ。いや親切だよね瀬名さん。

といっても、励ましの言葉とは裏腹にプレイ自体は全然セラピーじゃないです。最初こそ一応ノーマルだけど(手錠使ってるけど)、あとは鞭打たれたり犬扱いされたり怒鳴りつけられたり命令されたり etc…

アブノーマルなシチュって基本的に好きですが、自分はそこまでMじゃないので、この言葉攻め・鞭攻めが本当に適切で効果的なのかよくわかりません。でもなんとなくこんなもんじゃないだろうとは思う。生ぬるい。本当のSM愛好家に怒られそうな気がする。。

まあ本格的かどうかは別として、こんな妙な体験させてまともな性感開発しようと試みること自体無理がありませんかね? そこが可笑しいんですこの作品。やってることと言ってることがズレてる。ちぐはぐ。ふつう慈善精神でSMプレイする…?(笑)   や、もしやショック療法みたいなものなんだろーか。

先回りしてエンディングの話をしてしまうと、調教3日目にヒロインの仮釈放が決まるのですが、その理由ってのが…『性交に関しての壁がなくなったと判断された』なんですよ。しかも「これからは男に好かれ求められるだろう」とか言うんですよ瀬名さん。

…いやいやいや、“一部の” 男ね! こーゆープレイが好きな男限定ね! 女=マゾじゃないからね! そりゃ抵抗はなくなったかもしれないけど、ヒロイン別の扉が開いちゃったかもしれないじゃん! そこんとこどう責任取ってくれるんだ(笑)

 

肝心のヒロインはどうかというと、一番最初に瀬名さんにキスされた時点で「顔を赤らめ目も潤んでる」というから、おう乗り気だな~!って印象です。瀬名さんのおかげでM心に火がついたようです。いいと思います。こういう作風はノリのよさが肝要ですから。Mのノリで楽しく行きましょう。

実際ヒロインが乗り気で従順なMっ子だったおかげで、こちらは聴いてて気分が暗くなったりモヤモヤすることもなく、最後まで楽しむことができました。それに媚薬などのアイテムに頼らずひたすら一対一で体当たり勝負していた点にも好感が持てました。…ってこの考え方間違ってる気がするな。この記事全体すでにおかしい気もするな。もしかすると全然そんな作品じゃないかもしれないと思うとかなり不安になってきたんですけど、えーっと、、、なんかすみません。続けます。

 

 

1日目の調教の真っ最中、瀬名さんがヒロインに

『ダメ』じゃない。言葉は正しく使え。それは『いい』と言うんだ!

と喘ぎながら命ずるシーンにグッと来ました。この土門さんの命令口調…! 底から這ってくるようなダークボイス。素敵。内容に合わせてリップ音舐め音もろもろキツめなのもひええっとなりました。

他にも

おまえのすべてを見て、おまえを好み、おまえを選んだ。おまえも俺を好み、俺を求めろ。そうなるように躾けてやる

溜息をついたのはおまえの彼氏だった男に対してだ。とことんおまえを開発することに手を抜いたなと呆れ果てていた

ムチは散々与えたからな。次はアメの番だ。甘さで脳髄まで痺れさせてやる」(→キス) ひゅ~!

…変な話だけど、このあたりのセリフは好きです。だって瀬名さんいい人なんだもん(しつこい)

あと「大丈夫だ、すべてをさらけ出しても俺のおまえへの気持ちは変わらない」ってセリフ。すげー男前だなあ! そゆこと言われると弱い! コロッと落ちるよね!

 

逆に思わず吹き出してしまうセリフも多々ありまして、特に3日目の「正式名称を口にしてもらおうか」には爆笑しました。正式名称て。。真面目にサディスティックなこと言ってるだけなんですけど…、なんでしょうねこのおかしみは。

痴女とか淫乱女とか犬畜生の根性とか言葉のチョイスがビミョーにおっさんくさいのも笑えます。「おまえはいつも言葉づかいを間違う」って、いやいや瀬名さんもね! ちょっと言葉づかいおかしいからね!

正式名称言えと命ずるくせに、瀬名さん本人は決して正式名称を口にしないのも慎ましいなァ。卑語淫語バリバリの作品にしろとは全然思わないけど、そこはかとなく矛盾を感じました。雌犬とかマスカクとか言うくせに肝心のワードは言わんのかい、と。「調教」なんだからそこはもっと徹底的に羞恥を煽った方が効果的だし真実味があったと思います。が、いかんせん慎ましい。詰めが甘い。根っこが優しい。

もう一点気になったのは、3日目のネクタイ目隠しプレイの場面。「大丈夫だ、俺はすぐそばにいる」というかなり素敵なセリフと共に挿入~な流れで、アメムチでいうアメ、甘いSのシチュエーションでつかみこそGoodなのですが、その一番いいところでトラックが区切られちゃうんですよね。なぜ区切った…区切る理由がわからん…。ここだけはちょっともったいなかったなと思います(気にならない人は全然気にならないと思いますが)

 

物語は先に言ったとおり3日目の調教後にヒロインの仮釈放が決定。最後の夜、ヒロインの希望により一度だけ看守と受刑者の立場を捨てて恋人同士のように抱き合います。そして口移しの睡眠薬で眠りにつき、お別れエンド…。

そのシーン。夜中ヒロインの独房に忍んできた瀬名さん。仮釈放を告げたあと、祝いとして「俺を好きにしていい」と驚きの発言をします。自分がヒロインに調教したことそのまま返してもいい(犬の真似をしてもいい)、もしくは調教の恨みを込めて殴ってもいいとすら言うのです。お、おおお…! 任侠モノみたい…! さすがやで瀬名さん…!!!

そう言われたヒロインの返答が『めちゃくちゃに抱いてほしい』というわけで。望みを叶えるためビジネスモードを捨てた瀬名さん、自ら初めて服を脱ぎ、ベッドでイチャイチャします。ヒロインからするシーンもあったりして、よかったですなぁ。。ラスト直前の「おいで」の言い方もやばかった…あのタイミングったら!  最後に「水を飲ませてくれ…」と言って水をごくごく飲むのもナイスでしたね。

 

 

…書きながら一体何がそんなに楽しいのか自分でもわからないけど、全体的に楽しかったです。

ツッコミどころ満載のなんちゃってSM劇場。でも嫌いではない。なんでだろう? 不快と好きの境目はどこにあるんだろう?と考えてみたら、Sでもちゃんとヒロインへの配慮のあるSならOK。さっきも言いましたが、調教といっても生ぬるいんですよね。めっちゃ私情はさんで慈善精神タラタラなんですよね。看守さんいい人だもん。でもそこがいい。さっき「詰めが甘い」と書いたけど、この作品はそこがいい気がしてきました。私もたいがい矛盾してるな。

もしこれがヒロインへの愛がまるでない激辛ドSサイコパスだったら受け容れられなかったと思います。まあこの作品に「愛」があるかというとそんなことはない(愛なんて単語は重すぎる)んだけど。あ、貶してるわけじゃありませんよ。何にせよヒロインの扱いがまともな方?なので、私個人は十分楽しめました。

このブログ読んでくださってる方はわかると思いますが、自分は趣味が偏ってるのでネタっぽい作品も好きなんです。そもそもまともな趣味だったら8月の土門さんは再会とか月刊のやつ買ってますよね。ですよね~へへへ…。へへへじゃないよ

というわけで人様に積極的にはオススメできませんが、妙に面白くなくもない作品だと私は思いました。…ってなんかも~好き勝手言いたい放題で失礼しました…。反省はしてるよ……

 

 

今月もう2巻と3巻出ちゃうんですねぇ。連動特典目当てで全巻アニメイトに予約済みです。榊さんの3巻も一周回って楽しみになってきました。つーか去年の豹変お兄ちゃんで感覚が麻痺しちゃってるからスカだろうがなんだろうがどんと来いだよキャッホーー!!(空元気)(なんのこっちゃという方はボイサン聴いてみようず)

 

 

# 前回拍手ポチポチくださった方はありがとうございました! おかげさまでとっても元気が出ました~!m(*_ _)m

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