やさしい楽園 -アクァの章-

やさしい楽園 -アクァの章-

レーベル:ダブリルムーン
CV:テトラポット登
シナリオ:五島美雨
イラスト:えまる・じょん
2018年4月27日発売

公式サイト ステラワース アニメイト シーガル

 

悪魔なのかなんなのかよくわからない不思議な人外三きょうだい(+弟子)による愛しの人形作り選手権、第3回はアヌンナキさんの登場だ~~~ドンドンパフパフ!!

…す、すみませんほんとすみません。これどういうテンションで書けばいいのかな。悩んじゃいます。

ダブリルさんだからって気合入れて裏の意味を探り探り神妙に聴いてきましたが、このシリーズに限ってはその必要もない気がしてきた今日この頃です。てかこれ枠組みこそファンタジックだけど中身は結構ふつーのイチャラブものだったりする…??

今回の主役は褐色の肌と青銀色の髪が麗しいアヌンナキさん。人形師エンキドゥ(長男)のお弟子さんだそうです。

ヒロインは幼い頃メイズに迷い込んでいたところをアヌンナキ兄貴に保護され、以後二人で暮らしてきたんだとか。メイズって。しれっと出てくるけどこれまたやっぱりよくわからないワードですね。勝手に妄想するにあっちの世界とこっちの世界の狭間にある普通の人間は入っちゃいけない異界や冥界のよな、もしくは三途の川の迷路版的なアレではないかと思ってます(適当)

アヌンナキさんの設定文に『ある事情により、エンキドゥの力のほとんどを受け継いでいる』とありますが、本編や特典のセリフによると彼も元は人間で、同じようにメイズに迷い込んでしまいマスター・エンキドゥに助けられたそうですね(その際マスターから力の大部分を注がれたおかげで命を救われた)。なので自分とヒロインちゃんの境遇を重ねていろいろ思うところがあるようです。

身寄りのないヒロインをこれまで大切に育ててきたアヌンナキ兄貴。彼女は優秀な助手でもあって、1,2巻のヒロインと違って人形になるのがどういうことなのか、アガスティアの書が何であるか等々、ぜんぶ理解しているようです。そんな賢くしっかり者なヒロインから「あなたの人形にして」と何度もせがまれて、そのたびに頑なに断ってきたアヌンナキ。自らの手で彼女を人ならざる存在に変え、二度と元の世界に戻れなくしてしまうのは忍びなかったから…。

しかし結局はその強い想いを受け入れて、契約と称してあれやこれやのイチャイチャを繰り広げ、晴れて人形化に成功して永遠にハッピーで万々歳な(あ、これはギルガメシュか)二人に相成ります。ざっくり言うとそんな展開で。最初から互いを強く必要としあっていた二人だから、特に波乱もなく無事よきところに収まって、これでもう淋しくなることはないよね的なハッピーエンド。

なんだっけあれ、あの、えっと、そういう設定好きです。なんかすっごく既視感あるけど思い出せず2時間くらい検索してあきらめました。でもとてもそそられるよね! かわいい女の子が硬派なおにーさんに保護されるっていうね。ちょっとブラックジャックとピノコみたいな感じもしていいですね!(※例が古いし全然違う)

人形、魂、器、エナジー、空間を閉じる、アガスティアの書、紋様・呪印、そして宝石(今回はダイアモンド×サファイア)等々のキーワードは今回もそこかしこに散りばめられていました。人間を人形化するにはまず「エナジー」の増幅が必要条件で、そのための手っ取り早い手段が対象の快楽を高めること。1, 2巻同様、ぼわ~んとしたBGMが鳴るなかいろいろやらしいことをレッツトライ。

最初(トラック3)「魂を人形の体に移すには強いエナジーが必要だ」とヒロインに説明し、人形になりたい意志が本物かどうか試すために自分の目の前で自慰をするよう命令するっつー際どいシーンが出てくるのですが、、、もう! そういう趣味ならそうとはっきり言ってよね!(違)   実はむっつりさんなのかと疑っちゃいますよ兄貴!

いや兄貴の趣味自体はいいんですけど。シチュエーションとしては全然嫌いじゃないんですけどっ。ただ、いくら「エナジー」だとか「力を引き出す」とか意味深な表現で装飾しても、結局やってることはそーゆーことなので、聴いててだんだん鼻白んできたというか…。。

巻を追うごとに大枠としての世界観や細かな部分がもっと明確に定義されるだろうと期待していたのですが、そうでもなかったですね。今までのシリーズのような補足資料もないし、各単語に込められた意味もイマイチ想像つかないし、いろいろ謎なまま話が進みつづけてます。

リアリズムじゃなく独自のファンタジーを描くなら、もうちょいいろいろ親切に解説してくれないと、こちらとしてはどうも感情移入しづらいです。3巻まで来たのにいまだに置いてけぼり感があります。自分にとってネックになってるのはストーリーに起伏がなさすぎること(上で説明したアヌンナキさんの葛藤だってあっさり解決するし、全体的にえろえろしてるだけ)と、肝心のところが説明不足で物語に集中しにくいことです。たとえば「人形」になる前と後では結局何が変わるのか。一応本編中の説明では、体に施された呪印が広がるにつれ普通の人間ではありえない快楽を感じるようになったりする…らしいですけど、そう言われてもあまり具体的なイメージが沸かないし、親近感も薄いんですよねえ。人形になることのメリット・デメリットもよくわからん。。

まあ単に私の想像力が足りなすぎるだけのことで、ピンと来る人にはすごく楽しいシリーズなんだろなと思います。人それぞれなので、作品そのものの価値を批判するつもりは毛頭ありません。なんとなくだけど小説ではなく詩を読む感覚で挑めばいける気もしてきました。定義してはいけない、意味を探ってはいけない、あるがまま味わえ。Don’t think, feel!! それがダブリルさん。

あ、えまるさんのキャラ絵は相変わらず素敵です。目が本当に宝石みたいな輝き…! 各巻に登場する宝石の色がやはりポイントなんだろうと思います。色へのこだわりをすごく感じます。1~3巻のジャケ裏を並べるとピンク・緑・青のビビットカラーが目に染みるぜ。

 

 

そうそう、作中に登場した単語のうち気になるやつを調べたのでメモを残しておきます。(英単語の解説文の出典は英辞郎)

 


◎リビング・ウィル(トラック3のタイトル)
living will  生前遺言◆自分の尊厳死を守るため、医師による治療の制限を宣言しておくこと。例えば、自分への延命措置(人工呼吸など)を禁止するなど。

→ヒロインに自慰させて人形にふさわしいかどうか試す場面のトラック名です。ふむ、生前遺言…。人形になるってことは人間側からすると「死」とイコールなんでしょうか。とするとこれは、人間やめるよバッチコイだよ!というヒロインの意志=遺志を表現したワードなんでしょうか。ま、死後の行き先は悪魔のいる地獄などではなくとっても幸せな「楽園」みたいですけどね。

 

◎インクルージョン(トラック4【戒めの鎖】に出てくる)
inclusion 《鉱物》包有物

→ヒロインの人形化を承諾したアヌンナキさんが、器はどれがいいか尋ねる場面。ヒロインが希望したのは彼の部屋にあった特別な一体。その首には琥珀のペンダントがかけられていました。

琥珀は樹脂の化石で、一般的には飴色のきれいな宝石が思い浮かびますね。『琥珀は樹脂が地中で固化してできるものであるため、石の内部に昆虫(ハエ、アブ、アリ、クモなど)や植物の葉などが混入していることがある。こうしたものを一般に「虫入り琥珀」と呼ぶ』(Wiki

…みなさんお気づきでしょうけど、これって明らかに迷蝶シリーズが意識されてますよね。インクルージョンで琥珀の中に閉じ込められている二つの影とは蜘蛛と蝶に違いありません。

まるで抱きしめているように見えても、実際は捕食する者とされる者。そんな関係には決してならないよう、この人形の首にかけていたんだ

とはアヌンナキさんのセリフ。戒めとしての琥珀かぁ……。考えてみると、迷蝶は【以下ネタバレ】人ならざるもの(男性)と人(ヒロイン)の運命がループしていく構成で、あるとき運よく両者が廻り逢ってもヒロイン側が人間だからいつか必ず命は尽きて、別れの時が来る。それに対し楽園シリーズは、ヒロインが人から人ならざる者に変化するお話なので、一度境界を踏み越えれば以後男性と同じ種族として生きられる(傍目には捕食する悪魔と捕食される人間の関係でも、内実は両者の存在の次元が同レベルになってる)はず。人形化によっておそらくは永遠に、ずっと別れることなく二人一緒に幸せに暮らせるのではと思います。たぶん。…つまりはそれがメインテーマなのかな。そういう関係性を表現しての “楽園” シリーズなのかな。

 

◎セントロメア(トラック5【セントロメアのキス】より)
centromere【名】セントロメア、動原体

→細胞分裂期の染色体は2本の染色分体から成り、この染色分体を連結させている部位をセントロメアと称するらしいです(Wikiの図を見た方が早い)。しかし最近の学説ではセントロメアと動原体(キネトコア)は区別するようになってるそうで… って自分で書きながら何のことだかサッパリわからないので以下略。

わからないなりに考えますと、セントロメア=分裂をコントロールする部分の名称ってことで、つまりは分裂したアヌンナキさん×2が、あれやこれや大活躍するって意味なんじゃないですかね!(適当すぎる)


 

ヒロインの気持ちを受け入れていざ人形化に挑むトラック5。優れた人形を作るためにはやはり快楽や興奮をできるだけ強くするのが重要みたいです。ゆっくりと深呼吸をさせつつ、キスから始まり、舐めたりなんだり。。コトに当たってめちゃくちゃ声が優しくなるアヌさん、素敵です。このシーン、テトラさんのエコーボイスはさすが、すっっごくよかったですね。エコーのかかったリップ音もすげぇ…///(ドギマギ)

しかし一度ヒロインをいかせてもまだまだエナジーは足りないらしく。そこでふと思いついたように、鏡を使って二人に分裂するアヌンナキさん。えええ唐突! だからそういう趣味なら先に言ってよね!! 以前どっかで見たような分裂でドッキリするじゃないの!(笑)  しかも初めてのヒロイン相手にいきなり3P開始なんて、兄貴ったら結構Sなのか…!?

おまけに最中「俺もおまえが初めてだから余裕なんてないよ」との爆弾セリフもありまして、ちょ、ちょっ、、、初めて同士で3Pって難易度高すぎませんか~~!?!(いや好き放題してくれていいんだけど)

分裂した二人のアヌンナキとの長尺イチャイチャタイム。右から左から、前から後ろからテトラさんのお声が同時に響きます。キャラとしてはもう一人のアヌさん(仮にB)の方がなぜか積極的で、声も少し高めで軽やかで若々しく、楽しそうにヒロインにいやらしいことを指南しておりました。欲望に忠実。この姿は普段のアヌさん(仮にA)の隠れた願望的なアレなのでしょうか?

アヌンナキAの方は依然低く穏やかで優しい声… なんだけど、Bの攻めの合間に何気にいっぱいヒロインを愛撫していまして、まったくもう、、、結構むっつりさんだよね! ヒロインはヒロインでA/Bの指示に従順に応えてるんだから、あらあらもう。なんだか二人(三人)とも全然初めてな感じはしなかったです、ためらいなく堂々と快楽に浸ってました。

人形化に成功したヒロインに授けられた新たな名前は蒼玉サフィロス(愛称サフィ)。使った宝石はサファイアでした。これは前巻でも言及されていたとおり、幼いヒロインに会ったギルガメシュさんがたまたま(おそらく気まぐれで)与えた貴重な一品。ギルガメシュは「最も美しい宝石を求めて放浪している」設定だから、人形作りの必須アイテムである珍しい宝石を探し出すのが得意なんだろうな~と思われます。

人形化のあと例の集いに参加し、その後終盤にもう一度濡れ場が来るのはこれまでと共通の展開です。この終盤シーンも、特典(今回はアニメイトにしました)も、内容は3P。よっぽど分裂がお気に入りなのですねアヌンナキさん。何気にかなりヒワイな描写もありましたねぇ。

あとこの巻で二人の会話の中にちらちら登場したのが4巻ヒロイン(三きょうだいの末っ子)。サフィに性の知識を与えたり妙な鏡付きのペンダントをあげたり、ちょっとあぶない雰囲気?で気になる存在です。女王様みたいな人だったりして(笑)

 

 

…というわけで、なんだかまとまりのない記事ですみませんが、本日はこのあたりで。

 

# 過去の記事にたくさん拍手ポチポチ押していただきありがとうございますm(__)m  メッセージも感謝です!(該当記事のコメント欄にてお礼してます^^)

 回復してきましたのでまた頑張りますね(-ω-)♪

 

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  1. あめ より:

    ●拍手返信
    >べりさん
    こんにちはーー! こちらこそ、ご丁寧にまたメッセージをいただけて恐縮です。ありがとうございます!

    ああ、どるちぇシリーズはたしかにアレがネックな方が多いようですね。。す、すみません;; なんとか大丈夫だったと聞いて安心いたしました。
    茶介さんテトラさん河村さんあたりがお好きなのですねええ(*^^*) お三方とも出演作が多くて聞き飽きませんね。特に茶介さんの人気はすごいですよね!! べりさんのおすすめ作品とか、今度機会があればぜひ教えていただけると嬉しいです^^

    なんと、執着eyeも私の記事で…!? あ、ありがたすぎます(泣) ほんとに初期の頃の記事で読み返すのも恥ずかしい…/// いろいろお目汚し申し訳ありません。購入のきっかけになれて本当に感激です。

    おおおっ! No.1はコンラートさんですか(*´ω`*) 慇懃無礼と思いきや、小鳥さんにど真ん中ストレートで愛情をぶっつけてくる展開がたまりませんよねー!
    河村さんって王族とか貴族とか、ちょっと冷たい(でも優しい)高貴な役もぴったりですよね。

    リクエストありがとうございます! 嬉しいです。私などがコンラートさん語ってよいのか不安ですが…(ドキドキ)少し時間がかかるかもしれませんが、書いてみたいなと思います^^ とても嬉しいメッセージありがとうございました。お時間を割いていただき心から感謝してますー!!!

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