2019マイベスト

大変遅ればせながら2019マイベストです。あくまでマイ、ベストですからね。視野が狭くてとても偏ったチョイスでございますよ…

それぞれ発売時にも感想書いたので、気になる作品があればリンクからどぞ〜。自分で読み返して文章おかしいところは手直ししました。

ここに入ってなくても、去年感想アップした作品はどれも大のお気に入りです。大切にリピしております。常に聴きたい作品ありすぎて困っちゃうよ。なんて贅沢!

 

1. Masquerade 二章 正義


[感想]

騎士×姫君の逃避行を描いた正統派ロマンス。血なまぐさい陰謀が複雑に絡み合うサスペンス的要素もあり。ストーリー重視の18推って濡れ場が駆け足だったり取ってつけた感じになりがちだけど、この作品は完全に両立してるのがすごかった。

見どころはなんといってもトラック5、血を吐くような懺悔から告白になだれ込む場面。苦悩のピークのあとに迎えるカタルシス。罪の意識とジレンマに押し潰されそうになったクロヴィスさんが、ヒロインの言葉によって騎士という軛から放たれ、一人の男として愛を告げるという一連の流れに痺れまくりでした。

シナリオの素晴らしさは勿論のこと、改めてトラック1から通して聴くと、これは現実のものなのか、声優さんって同じ人間なのか疑わしくなりますねぇ…(笑)。そのくらい河村さんの神がかった演技に圧倒されます。何か憑依してるんじゃないかってくらい魂こもってる。本当にどこもかしこも余すところなくすんごい。。

特典3つも、いっそ本編に組み込んでほしいくらい重要な内容でした(尺が足りない)。しかも濡れ場に何かしらオリジナルな工夫があるので、すごく記憶に残ります。

● ステラ特典のトラック5.5。トラック5から連続再生したときの多幸感。合わせると30分以上、文字どおりずーっと繋がったまま離してもらえません。後ろから激しく求められたり、たっぷりキスされたり、ぎゅっと抱きしめられたり、ゴロンと横になって甘やかされたり。ハハハ…ココハ天国デスカ???

● ホビガ特典はハピエンアフター、名もなき夫婦となって慎ましやかに暮らす二人を垣間見られます。工房のみんなにからかわれて顔を赤らめるのがかわいい~! 初々しくて純情で、品があって和やかで、胸がぎゅっとなるくらい素敵な新婚カップルです。

ピクニック場面ではクロヴィスさんの声がますます静謐になり、温もりを帯びてきて……これ、ほんとにひそやかな森の光景が目に浮かぶボイスです。「ひめさま」の呼びかけ一つを取っても慈愛のかたまり。脳みそ溶ける。

● アニメイト特典はバッドエンドアフター。前2つと比べると光と影、天国と地獄。まるで自らを罰するような苛烈な行為は、顔をしかめたくなるくらいキツかったです。が、これだけ対照的なシチュにもかかわらず、作品全体の統一感は失われていない。爛れた関係に堕ちながらも『私には貴女だけ/貴女には私だけ』が貫かれている。それが何より救いでした。

 

【以下余談】
そういやカウントダウンSSで言及されていた流感の予防薬、クロヴィスさんには特に影響なかったんじゃ…?と不思議に思ってましたが、三章でノエル様の種明かしがありましたね。

本来ありえなかった選択肢。むりやり剥がされた氷の仮面。だからこそ、その反作用としての苦悩や悲嘆、罪悪感がいかに身にこたえたか。想像するだけで苦しいです。クロヴィスさんハピエンアフターでさえ罪の意識を引きずってるし… いやもっと辛いのは三章での末路ですけども…(レオくん然り)

 

2. NoT Release


[感想]

ほぼ同率1位。今までにない目新しさを感じると同時に、エロ度と中毒性は文句なしにNo.1で、お耳の肥えたシチュ上級者さんにこそおすすめしたい一作です。

親友の義母を寝取るって、そこだけ切り取ったらひたすら背徳的で許されざる行いなのに、なんでだろう……なんでこんなに中毒性があるのでしょう。突然の嵐に巻き込まれ、息もできないうちに全身を絡め取られ、相手の手中にすっぽり落とされる。たとえるならそんな感覚です。

つまるところ、ここまで誰かに強烈に求められるって現実ではそうそうないから、嬉しいと同時に羨ましくなっちゃうんでしょうね〜〜ハッハッハ。…きもい発言でごめんよ。でもこういう夢を見せてくれるからやめられないですシチュCDは。

作品全体に妙な明るさ(と言ってよいのかわからないけど)が漂ってるのも不思議です。たぶん台本&お芝居がものすごく巧みだからだと思いますが。

まずキャラクターがいい味してる。努の純朴さと比べていっそう際立つ、与のブラックさ。でもじめじめ病んだ感じはせず、もっとパワフルで、アクが強くて露悪的で…。あの確信に満ちた言動が最高に好きです。そのくせぽろっと人間味あるセリフを吐いたりするから、その両極性に否応なく惹きつけられます。

あと、酷いといっても濡れ場の描写そのものは酷くないのが大きなポイント。ヒロインのことが好きで好きでたまらないってのが大前提で、人妻という立場の彼女を射抜くために快楽を与えまくって雁字搦めにすることが最大の目的なわけです(この『体が先、気持ちは後』って与くんならではの明確な信念も面白い)(信念というか強迫観念かもだけど)。

しかも自身の能力に強い自信とこだわりを持っていて、ほんとびっくりするくらい自信ありすぎなので(笑)、その直球ストレートな言動にはところどころ笑いがこみ上げてきます。無理やりなのに思わず笑っちゃう(or 笑っちゃうくらいエロい)ってすごいことだ。。もちろん淫語の効果もあるだろうけど、淫語だけでここまで振り切れたエロさは出せないでしょうよ…。

そんな与くんの手管によって、気持ちはともかく体はがっつり乱されてしまうヒロイン。与くんの「あなたは本当にいじめがいがあってかわいいなあ!」ってセリフに毎回うんうん頷いちゃうのですが、実際ヒロインの乱れっぷり・いじめられっぷりはすごくかわいいです。

そしてトドメはアニメイト特典。まあそうは言ってもしょせん一方通行、いくら快楽でドロドロに溶かしたってどうにもならない、このまま行き止まりのバッドエンドだよね……と思いきや、予想外のエンディングが待ってます。これ、ほんとに嬉しすぎて頭が沸騰しました。

本編ラストの「気持ちなんて後からどうにでもなる」ってセリフを地で行く奇跡の結末に、カンの鈍い私は目からうろこがぼろぼろぼろ。与くんと一緒に百面相しちゃいました。は〜〜この視界が180°くるっと反転する感じ…。エンディングで決定的に惚れましたぜNoT Release。

 

いやはや、しかしなんなんでしょうねこの作品。いまだに語り尽くせないよ~空恐ろしいよ~。何を言っても「なんか違う。この作品のすごさはこんなもんじゃない」と思ってしまう。シナリオ面だけでなく、SEがむちゃくちゃ細やかなおかげで没入感ハンパないとか、ジャケの描き込みがすごくて見飽きないとか、耳攻め&囁き大量投下にギャー!!とか、他にもいろいろ、いろいろ魅力は尽きませんが、それらすべて含めて死角のない神作だと個人的には思います。

そういえば、もうすぐステラさんで開催されるフェア(1/24〜)でSSペーパーがゲットできるそうですね。しかもメイト特典のその後が描かれてるとか。買いますとも。ランダムなので入手できるかちょいと心配ですが、出るまで買いますとも。

 

3. 天体の音楽 -Spharenklange- Aldebaran


[感想]

生ダミヘイベントの感激も込めて。あれは本当に奇跡みたいな時間だったなあぁ…。叶うならもう一度2019年1月12日を経験したいです。

キャラクター部門No.1は北斗さん。北斗さんに会えて本当によかったと思います。内向的だけど人嫌いではない。凝り性でちょっぴり頑固だけど、精神的に健やかで心根が優しい…。これほどナチュラルな人物像ってなかなか見たことないです。日本のどこかに存在してそう。

前にも言いましたが、河村さんのお声の中では北斗さんのトーンが一番刺さります。朗らかなのに寂しげで、人懐っこさと心細さが同居していて、なんだか雨に濡れた迷い犬みたい。相槌だけでも切なくて、各種「うん」や「ううん」に胸をかきむしられます…。

天体は普通の会話もすごく面白いです。情報量が多い。背景設定が細かい。でもセリフが説明くさくならず、自然でわかりやすい。トラック1だけでヒロインとの関係や距離感や性格の違いから、住んでる街の雰囲気や天文カメラマンとしての生活スタイルまで手に取るように伝わってきます。このディテールがキャラクターをより立体的に感じさせてくれるのだろうなあ。

五感に訴えるような表現の数々も素敵です。ランタン消したら身動きが取れなくなるほど密な暗闇、まるで見られているかのように迫力ある満天の星々、そして光さしこむ明るい朝の室内…。時間・空間に応じて河村さんのお声が纏う空気感も繊細に変化します。これを味わえるのも醍醐味のひとつ!

特に朝のシーンの幸せ感が半端ないです。何度聴いてもときめきが止まんない。夢うつつな北斗さんの、ひらがなで発音してるような寝ぼけ声。鳥より僕をかまってよの可愛さ。ヒロインにお礼してもらうときの「はい、どうぞー」の言い方。あああ、キュンが過ぎて口から変なもの出そう…。

ラストのデート場面、すっかり心がほぐれて気兼ねなく会話してるのもいいですね~。楽しそうな声だなあ。学生時代もこんな雰囲気だったんだろうなって想像できます。店員さんの前ではあわあわテンパっちゃうのも愛おしい(´-`*)

あ、つい夜をすっ飛ばして翌朝&昼の話をしちまいましたが、メインは夜ですね。とりわけ本心を吐露した瞬間、ヒロインからキスする場面がめっっちゃよくて!! あの不意打ちくらった北斗さんのリアクション。それからどんどん夢中に、ディープになっていく様もたまりません。

てか冒頭からヒロインちゃんは結構思い切ってアクション起こしてるのに、北斗さんてば後半まで及び腰で「あんな一方的な別れ方したから嫌がられてるはず」と頑なに思い込んでる(思い込もうとしてる)、しかもえっちした後も「ホテルまで送るよ」とか言い出すのがまた…また…性格表れてて好きだよ!!!←

キスといえば、2019河村さんリップ音No.1も天体だと思います。他作品ももちろん安定の神クオリティで耳が溶けましたけど、なんだろな………とにかく私は天体のリップ音がいちばんいいとおもいました!(笑)  キスと絡めて吐息たっぷり、「ん…」とか「ふ…」の声にならない声もとびきり甘く切なくて。

そうそうメイト特典『ペルセウスにはなれなくても』のキスマークつけ合いっこも死ぬほど素敵だったなあ。

本編に話を戻して、物語的には “おたがい好き合ってるのになぜ自然消滅したか?” という疑問に対する答えがとてもリアルかつ一番の聴きどころだと思います。いまの自分では対等になれない、胸を張って隣りに立てないという苦しみ。自分はこういうふうにしか生きられないという諦観とさびしさ。僕が臆病だっただけと北斗さんは自嘲するけど、恋愛に限らず人間関係の根源的な悩みだと思うのよねこれ…。

 

【おまけ】
天体を聴くときのマイ作法。まずテーマソングCDのオケver.を流します。その後、本編を再生します。本編を聴き終えたら、間奏としてオルゴールver.を流します。それから特典3つを再生します。こうするとなんかちょっとイベントっぽさを再現できてるんじゃないかなウヘヘ〜という…………うん、だからどーしたって感じですね(笑)

 

 

以上、ベスト3でした。

う〜〜む、、三者三様 見事に違うタイプが並びました。この3作だけでも河村さんの守備範囲の広さがわかりますねえ!

 

 

【番外】2019年特に再生回数が多かった特典(※ベスト3を除く)

  • mariage Vol.5 佐々木陽 ステラワース特典『雨と鼓動とあなたの部屋』 [感想]

といっても、ステラ特典のあとはだいたい連続でメイト特典も聴いちゃうのが定番ですが。

冒頭の雨降りシーンからツボです。走って車に乗り込み、ヒロインの濡れた髪を拭くところですでにウッ…(ズキュン)。その日はちょっとした誤解で気まずいデートをした二人。ぎこちない彼女に対し、ハルちゃんがひとつひとつ慎重に言葉を編むところがいいですね〜。セリフのあいだの沈黙にすらドキドキ。

初めて体を重ねるシーンは、ボイスに存在感がありすぎてもはや温度と抱擁感すら感じるレベル。あちこち移動しながら時々ふっと耳舐めが入るのもやばし!

それにしても、ツナボニヒロインは本当にはじめて率が高いですなあ。“私はあなたしか知りません” がもはや必須設定になってる。ええ、もちろん好きですともそーゆーの!(笑)

 


 

他によく聴いたのは、2017年の旧作ですがその恋After。何かいいことがあった日には記念に聴くし、落ち込んで暗い気分の時もとりあえず聴く。名付けて夕貴くん症候群といいます(適当)

久々にちょっと語らせてくださいね。

レストランの候補地を一緒に見て回る場面も、恋人記念日に遊園地デートする場面も、ただただ無性に好きです。二人の楽しそうな空気を脇から吸ってるだけで幸せ。

独立開業に向けて頑張りすぎてパンクしかけた夕貴さんに、『一人で背負い込まないで。つらい時は私や周りの人に頼って。皆夕貴くんに協力したいと思ってるよ』とヒロインが寄り添う。甘え下手だった夕貴さんが、甘えてもいい、頼ってもいいんだと気づきを得るこの名シーンは、聴くたびに芯から温かい気持ちになります。てか「パートナーだもんな」のあたりで泣いちゃうよウエェ…。

続くイチャイチャ。シンプルながらも深い。さっきの出来事で絆がさらに深まったのが、声の密度でわかる。この声が好きで好きで、今まで何度聴いたことか。

夕貴さんの声。心の距離の近さ。安堵の深さ。お互いに身も心も委ねあい、求めあってる感じ。なんでこんなに素晴らしいんだろうなあ。

お互いにするシーンがあるのもいいし、向かい合ってじっくり・ゆっくり動くのもいいし(SEも完璧)、息づかいが愛おしそうだし。

達したあとの余韻の長さも印象的。快感が尾を引いてしばし無言状態が続くのだけど、その沈黙を破り、やがて頬に触れるか触れないかのキスをやわやわと落とす夕貴さん。そしてポツリと一言「なみだでてる」。

ああああ、このつぶやき、息の根が止まるうううう。゚(゚^ω^゚)゚。※うるさいわ

涙出てるって、ヒロインちゃんも泣いちゃうくらいよかったってこと。心が深くつながって充たされて、それが体の反応にもダイレクトに繋がってるってことなんだろうなあ。たった一言、さりげない微かな囁き。でもこれがAfter最後の1ピースってくらい威力があるのだよう…!

ステラ特典『オープン前夜』も常備薬です。あの囁きと密着感(体位がな!)、さらに夜ボイスが一級品のスルメCDであります。しかも挿入してからが長い。短いと思うことは多々あれど逆は滅多にないので、その点でも貴重な特典と言えるのではないでしょーか(笑)

もうひとつのスルメCDといえば、アイスのお風呂えっちですな!! 外食帰りに夜の街をそぞろ歩き→成り行きで入ったおしゃれラブホに「は〜〜っ」と素朴に感心しちゃう山崎お兄ちゃんにほのぼの…という特典ですが、ジャグジー付きのお風呂に入ろうと服を脱ぎ始めるあたりから様子が変わってきます。あの甘い囁きと、ちゅっちゅと響きわたるリップ音。破壊力ありすぎて癒しどころじゃない。でも心が潤うからしょっちゅう聴いてます。

 

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以上、マイベストの皮を被ったKSK(河村さんのシチュCDを語る)でした。なんだこの記事。

毎度毎度同じようなことばかり言ってんなコイツと呆れられるかもしれませんが、実際頭からっぽのアホなんです仕方ない。お気に入りは新作でも旧作でも聴くたびにウルウルするし、今日も今すぐ聴きたいし、沈んでる時も「これさえあれば大丈夫」って心の支えになってるし。

作品を世に出してくれたレーベルさん、そして推し声優さんには感謝…いや畏怖の念しかありません。ここまで誠実に制作され、真心こめて演じられているって、それだけで奇跡みたいだなあと思います。たとえビジネスでもこの誠実性が当たり前だとは決して思わない。だからこそ強く信頼したい気持ちになるのです。ずっとずっと信じてます。応援してます。

今年もいい作品にたくさん出会えるといいな。パッケージ手に取って感動して、リッピングしてWalkmanに入れて、ドキドキしながら聴いて、それをX回くらい繰り返して、萌えすぎて頭を抱えながらボソボソ感想書くって作業を、したいです。まずは仕事がんばってお金を稼ぎましょう。そして日々徳を積みましょう。おーー!