京都に行ってきた話

いきなりですが行ってきました11/23フォアレーゼン@京都。なぜならば!この京都公演に山中さんが初出演されるから!

フォアレーゼンは2018年から全国各地の公共ホールで開催されている声優朗読劇。毎回クラシック音楽やその地域の歴史を題材にしたオリジナル劇を上演。チェンバロの生演奏も見どころのひとつ。公式サイト等に過去の演目や出演者の記録がないのが残念ですが(記録は大事)、地方でどんどん活発に開催されているのがいいですよね。道にも来てくれないかな~さすがに難しいかな。。

田舎者のチキンですがこのイベントは一度行ってみたいと思ってました。敷居が高すぎず参加しやすそうで^^

この日の演目は『本当はあぶないモーツァルト』。フォアレ定番の演目だそうですが(たしか第1回目もこれ)、公演ごとに配役が異なるのはもちろんストーリーも微妙に違っているらしく、聴き比べたら楽しそうです。今回チェンバロ役だった田丸さんはネコ役もやったことがあるとか。うおお田丸さんのネコ聴きたい…! 同じセリフでも声優さんによって解釈や表現が全然違うんだろうな。

会場は精華町。ちょっと遠いので心配でしたが近鉄奈良線とバスで予定どおり辿り着けました。その前にせっかくの機会なので京都観光もすることにして、午前中は御所の森の中でどんぐり拾ったりしてました。森は癒されるのう………ってこれフラグじゃないですよw

物販で台本が売っていたのでいそいそと購入。開演前に読んでこのト書きどんなふうに表現するんだろう?と想像してみたり、終わったあと読み返してアドリブ部分を確認したり。

開幕のブザーで即お芝居が始まるのではなく、まず舞台袖から4人による前口上とチェンバロの紹介がありました。すでに小声のツッコミと笑いまじりで和気藹々とした雰囲気です。

その後、皆さん色違いのあの修道士みたいなローブ姿で舞台に登場。チェンバロの前にマイクと椅子、それに水が置かれた譜面台が4つずつ。向かって左の席から村瀬さん(青)、八代さん(白)、田丸さん(赤)、山中さん(黒)。

暗闇のなか4人が配置についた瞬間、山中さんの席のボトルが床に落下(゚ロ゚)………いや、譜面台の上に水って不安定だよ。一本足でしかも傾いてるんだもん。そりゃいつ落っこちてもおかしくないわ。。読んでる最中じゃなかったのが不幸中の幸いでしたよね…

プチハプニングで少し間が開きましたが動揺はまったく見せず、山中さんのナレーションボイスにより朗読劇がスタート。舞台は18世紀末、フランス革命の頃。宮廷や教会と対立し貧窮しながらも自分の音楽を追求したモーツァルトの晩年の姿を、ネコとチェンバロの会話で間接的に描いたおはなしです。

朗読そのものは正味40分くらい?演奏パートもあるのでもっと短かったかも。派手さはなく、素朴と言っていいくらいの短いストーリー。照明演出が多少ある程度の、ほんとに声と音色のみで魅せるシンプルな空間でした。

最初マイクの音量がちょっとでかいかなと思ったけど、チェンバロの迫力ある音と重なるとむしろセリフのほうが聞こえにくいくらいでした。ピアノみたいに強弱つけられないからね。

未完の遺作レクイエムのラクリモーサの演奏と相まって、終わり方がなんだか物悲しかったなあ…。当時のウィーンの殺伐とした空気が伝わってくるようでした。

配役ですが、のらりくらりしながらも江戸っ子のように人情味のあるネコ(八代さん)と、生真面目で誇り高くてご主人様思いのチェンバロ(田丸さん)の会話が全体のメインという感じで、やはりこのお二方の印象が強かったです。

村瀬さんの後輩ネコは初っ端から泣いたり喚いたりアドリブ入れたり、がんがん飛ばしてました。実際泣く場面なんですけど体じゅうから声出してる感がすごい。元気いっぱい。兼役の大家さんも男なのになぜかおかみさん風で(途中で男と気づいたらしい)、面白すぎて内容が頭に入ってこなかったよ~(笑)

そして山中さん。ナレーターとモーツァルトの兼役ですがどちらもぴったりでした。特にあのナレ声…本当にめちゃくちゃ好き…!!! 文字で読むとふつうの一文もどうしてああまで趣深くなるんだろ~。最初と最後に山中さんの語りが入ることで、劇全体に深みと落ち着きと余韻がもたらされていた気がします。

その一方で、モーツァルト役のときは猫を抱きかかえてよしよしゴロゴロ愛でる場面があったりして、、、なっっにそれ反則では!!声がやさしすぎるんですが!!!(興奮)

ラクリモーサの演奏中は照明が落ちてチェンバロだけにライトが当たるのですが、そのライトのひとつがちょうど山中さんのお顔にかかり、他の皆さんの表情は見えないけど山中さんだけ見える状態に。…ここぞとばかりに観察させていただきました、はい。伏し目がちに静かにじっと待機しておりました。山中さんでした。当たり前だね。

近くの席の女の子ふたりは何度か参加したことがあるらしく、休憩のとき「前はこうだったよね」「照明の色が青だったね」とか「山中さんだとやっぱ全然ちがう」「いいよね」とかお話してました。だよね!私もそう思った!!←初参加

15分ほどの休憩を挟んで第2部はトークパート。皆さん私服+物販でも売られているオリジナルTシャツ姿で再登場。山中さんはネコ柄の黒Tに黒ジャケットを合わせていました。

トークは45分くらい。最初から最後まで笑いどおしで朗読と同じくらいあっという間に時間が過ぎました。一応MCのお姉さんもいたのですが結構自由に喋っていたような。気づけば進行役を担っている村瀬さんはフリーダムな盛り上げ役という感じ。いつも天才だなあ。ご自分でも言ってたけど(笑)。八代さんと田丸さんはトークが安定していて、他人の話を受けとめるのもうまくて、安心して聞けるなあと思いました。

劇中、ネコがチェンバロ相手に時代背景(当時のヨーロッパのきな臭い政治情勢)を急に語りだすシーンが難しかったという八代さん。後輩ネコの前ではそういう話題に興味なさそうに振る舞っていたのにどうして? どう表現すれば?と台本読みながらちょっと悩んだそう。

でも、楽屋で村瀬さんに「そういう日もあるんじゃない?」と言われて腑に落ちたとのこと。そういう日もある。あとから振り返って俺なんであんなに語っちゃったんだろう?って自分でもよくわからない日あるよね、みたいな。ネコも今日はなんかそういう日だったんですね~。なるほど。さすが新幹線もお隣りだっただけあって的確なアドバイスです(笑)

質問に応じて朗読の感想や京都の思い出などいろいろ楽しい話が展開されていましたが、山中さんに関わる部分に絞って書くと、

村瀬さん「僕山中さんのナレーション声ほんと好きで」「α波出てるんじゃないかって」
田丸さん「落ち着いてるけど暗くはなくて、穏やかな明るさが残っていて…」「森!
村瀬さん「森林浴!!

ほんと森……すごい名言!

あと一番笑ったのがこれ。

田丸さん「(劇中モーツァルトが猫によしよしする場面がすごく癒しだったので)僕もお願いしてもいいですか…?」
山中さん「え??」「なに、こういうこと???」 → なぜか田丸さんの顎の下を片手でなでなで…。ちがう!そうじゃなくて、声でしてほしかったの!!求めてるのは森の癒しボイスなの!!!(爆笑)
それを見た村瀬さん「あなた天然すぎる!」ほんとに。

退場時にも舞台の下手で「山中さん、最後に僕ら全員によしよししてください」「え、え〜〜!?」→「よ、よしよしよし〜」×3人分(やっぱり手の動作付き)→「なにこの茶番!」みたいなやりとりがあって超可笑しかったです。

なんていうかな、役どころも主役ではなかったし、トークパートもにこやかに相槌打ってる時間のほうが長かったのに、気づけば要所要所を押さえ、じわじわと深いインパクトを残して去った山中さん。お人柄ですね…癒しの神…てゆーか何故あんなにかわいいのでしょうか…??

公演中ガッチガチに緊張していた私ですが(なんで)、朗読に引き込まれ、トークで笑わされ、体と目玉はこわばっているのに表情筋はゆるゆるみたいな感じで帰路につきました。欲を言えば朗読にもう少しだけボリュームがあれば嬉しかったけど、でもすごく楽しかったです!

 

【こっそり追記11/28】次は1月と2月のイベントに行こうと思ってるんですが、2月の方(どれかは察してください/ひとりではとても行きづらい)うっかり勢いで2枚申し込んじゃったのでどなたか一緒に行ってくださいませんかね…? ひ、人助けだと思って!!

→11/29 この件解決しました。ご協力ありがとうございました~m(_ _)m